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その購買、本当に最適ですか? 見えない支出が利益を圧迫する理由

改善したいのに進まない。間接購買改革が止まる本当の理由

間接材購買の課題は、多くの企業で以前から認識されています。

承認に時間がかかる。
部門ごとにルールが異なる。
購買データが散在している。
どこにいくら使っているのか全体像が見えない。

こうした課題は珍しいものではありません。しかし、課題を認識しているにもかかわらず、改善施策が前に進まない企業が少なくありません。

その理由は、課題が存在しないからではありません。むしろ課題は明確です。問題は、その課題が経営判断のできる形で整理されていないことにあります。

現場では「非効率だ」「手間がかかる」という認識があっても、それだけでは投資判断にはつながりません。経営層が知りたいのは、企業全体への影響です。

どれくらいの損失が発生しているのか。
なぜ今取り組む必要があるのか。
改善によって何が変わるのか。

これらを説明できなければ、改善提案は優先順位の高い経営テーマになりにくいのです。

「課題がある」と「改善すべき」は別の話

購買担当者が抱える悩みの多くは事実です。

しかし、経営層の視点では「だから何が起きているのか」が重要になります。

例えば承認が遅れることで案件開始が遅れる。
発注が遅れることで業務全体のスピードが落ちる。
支出が見えないことで適正価格の判断が難しくなる。

つまり、現場課題を経営課題へ翻訳する必要があります。

改善提案が承認される企業は、業務負荷の話だけではなく、利益、統制、競争力といった経営テーマとの関係を整理しています。

見えていない支出は、見えていない利益改善余地かもしれない

間接材購買は、企業活動を支える重要な支出です。

しかし実際には、利用部門が多く、品目も幅広いため、支出の全体像を把握しにくいという特徴があります。

同じ商材を異なる条件で購入している。
複数のサプライヤーに分散発注している。
契約情報が部門ごとに管理されている。

こうした状況が存在していても、全体最適の視点がなければ気付くことは難しくなります。

購買データが整理されていない状態では、価格比較も集約効果の検討も難しくなります。結果として、本来実現できたかもしれない改善機会を見逃してしまう可能性があります。

支出の可視化は単なる管理業務ではありません。経営判断のための基盤づくりでもあります。

工数削減だけでは経営は動かない

購買改善というと、業務効率化が注目されがちです。

もちろん工数削減は重要です。しかし、経営層が重視するのはそれだけではありません。

事業スピード向上。
ガバナンス強化。
人材不足への対応。
データ活用基盤整備。

こうした経営課題への貢献が示されて初めて、優先順位の高いテーマとして認識されます。

改善提案が承認される企業では、削減時間ではなく、企業価値向上との関係を説明しています。

経営層が見ている3つの判断軸

購買改革の提案を行う際、多くの経営層が確認しているポイントがあります。

一つ目は「効果」です。
どのような成果が期待できるのか。

二つ目は「優先順位」です。
なぜ今取り組む必要があるのか。

三つ目は「全社影響」です。
組織全体にどのような価値をもたらすのか。

この3点が整理されている提案は意思決定が進みやすくなります。

逆に、現場の困りごとだけで構成された提案は、重要性が伝わりにくくなります。

比較できる状態が改善を前進させる

改善効果を伝えるうえで有効なのが比較です。

現状と改善後。
個別最適と全体最適。
属人運用と標準化後。

比較によって変化が可視化されることで、改善の価値が理解されやすくなります。

数字と比較を組み合わせることで、感覚論ではなく経営判断に必要な情報へと変換できます。

改善の第一歩は「説明できる状態」をつくること

購買改革はシステム導入から始まるものではありません。

まず必要なのは現状把握です。

どこに負荷が集中しているのか。
どこに支出が集中しているのか。
どこに改善余地が存在するのか。

それらを整理し、経営層へ説明できる状態をつくることが重要です。

現場課題を経営課題へ翻訳できたとき、改善活動は大きく前進します。

 

【ディーコープからのご提案】

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まずは自社の購買業務にどのような改善余地があるのか、確認してみませんか。